在来作物の思い出
在来作物。
昨年の思い出です。焼津に在来作物があるっていうことを確認したときには感動しました!!
平成25年9月27日「かめのまちづくり」より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年、「プロジェクトZ 在来作物を楽しむ会」という会に入れていただきました。
今は、家庭菜園でも、また農業でも、苗や種を毎年買うのが当たり前。一代限りですが、品質も、比較的簡単に、同じ味、同じ大きさのものが採れます。
昔は、毎年農作物から種を採ったりしなければならず(自然に生えてくるものもありますが)、面倒だし、形も不揃い、味もまちまち、採れる時期もまばらで、おまけに病気に弱かったそうで。農家さんにとっては、本当に厄介だったろうと思います。でも、それだけに、その土地その土地で、個性的な、面白い野菜が採れていたんだとか。
このように、その土地その土地で生まれた、独特な性質をもつ品種を在来作物と言います。人によっては、味が格段に上!とおっしゃる方もいて・・・「今ではほとんど残っていない貴重品!」だと聞くと、食べてみたいですよね(笑)!!昔、どんなものが食卓に上がっていたのかも興味があるし!!
この貴重な品種を守りながら楽しむという活動、小さなブームとなっています。
今日は、このプロジェクトZの稲垣先生に同行させていたき、焼津の在来作物を調べてきました!
焼津市大富の農家さんのお宅では、里芋を見せていただきました。 ねっとり系のおいしいお芋だとか。
このお芋は、80年前くらいからあったのではないか。親が大切に育ててきたもので、絶やしてはいけないと、一生懸命守っているとのこと。
昔、ご自分が生まれた豊田では、お月見におだんごと、里芋をお供えしてたもの。また、この辺りでは見られなかったが、三右衛門新田では、秋にみんなで芋煮をするのが習慣だったとおっしゃってました。この辺一帯は、広く里芋の産地だったのでは?と想像されます。
里芋は、じめじめした土を好む。田んぼ土で育てると、いいものができるのだそうで、大富では、水をはった田んぼに里芋を植え、その後水を抜くというやり方をしていたところも多かったとか。
私は、里芋の茎を乾燥させた、「ずいき」が大好きなのですが、これは、赤い茎の種で、実がごりごりとしておいしくなく、逆に、この農家さんで育てているような、青い茎の種は、芋がおいしいが、茎をずいきにするとえごいということを、今回初めて聞きました。
このお宅では、分葱も昔からの種を採り続けているのだそうで、幸先のいいスタートになりました。

分葱を自分で育ててごらんと、いただきました。古くからのものだと思うと、感激!
次は、小浜の農家さんに白うりを見せてもらいに行ってきました。
このお宅は、昔はお茶とみかんを主にやっていやのだとか。4月にお茶の収穫が終わってからは(焼津の物は、早くに収穫できたんだそうですよ!!驚き!)茨城、福島、九州にお茶栽培の指導にまわったそうです。あまり知らなかったことですが、焼津のお茶って、質が良かったんでしょうね。他に、畑もあり、戦後まで三島人参のような長~い品種も扱ってたんですって!それも食べてみたかったなあ。
白うりは、まくわ瓜の類で、大きくなると果物のようなよい香りがします。
88歳のこの農家さんのご両親がどこかから種をもらってきたとおっしゃってましたから、すごく古いものだろうと想像できます。この辺りで作られる、ラグビー型のものではなく、丸い形。

比べてみると、一目瞭然でしょ?先生が、この辺りじゃ、こんな丸い形見たことない!!と嬉しそうにおっしゃってました。
我が家に行商に来てくれていたので、わたしにとっては懐かしの味!「あんたのおばあちゃんは、必ずこの丸い形のものを指定してきたんだよ」と笑ってました。
柔らかく、歯ごたえがいいこの白うり。近所の農家さんも種を欲しがるほどだったとか。肥料がきれると、苦みが出るんだとおっしゃってましたが、この苦みもまたおいしいんだ!!!ぬか漬け、うりもみが最高!!
最後は、大井川の農家さんへ生姜を見に行きました!
いつから植えられていたか分からないが、70年くらい昔のもではないかとのこと。砂地のような土質。「葉の先が枯れてしまって…」とおっしゃっていたが、砂地が水を保てないからかしら。今年は雨が少なかったから…
種(可食部のこと)を保存しておいて、次の年にまた植えるのだとか。近所の人が、おいしいのでこの種を分けてほしいともらいにくるんだとおっしゃってました。
帰りにたくさんお土産でいただいて、感激!!少し離れたところからでも、よい香りがふんわりと漂います。

あまりにたくさんだったので、先生は知り合いのレストランへおすそ分けしてきたんだそうで。「ジンジャーエールにしてみます!」とおっしゃっていたとか。自家製のジンジャーエール…飲んでみたい!!私の食卓にも、味噌といっしょに並びました。こぶりの葉生姜。香りがすごくよく、がつんと辛かった!明日は、生姜ごはんになる予定です!!
先に書いたように、今は在来作物をみかけることはほとんどありません。だから、「焼津みたいな、海に近いところに、こんなに古い種が残っているとは思わなかった!」と先生も喜んでらっしゃいました。
在来作物。
途絶えてほしくないとは思うのですが、これで有名になって、増産するために肥料をやりすぎたりすると、味が全く変わってしまっておいしくないんだそうです。だから、広めるのも難しい。
でもね、知っている人だけが、その土地で味わえるなんて、すごく素敵じゃなんですか!そういう意味では、地元の大きな武器になると思うんですよ!!
ですから、これらが買える場所は、お教えできませんが、いずれ、つる屋のイベントで使えればいいなあとひそかにたくらむ私でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というわけで、在来作物を勝手にPRします!!
第1弾 大井川生姜のお菓子教室もまだまだ募集中!
http://re2014913.eshizuoka.jp/d2014-10-13.html
第2弾 三右衛門芋 「芋祭り」について勉強しよう!
http://re2014913.eshizuoka.jp/d2014-10-20.html
昨年の思い出です。焼津に在来作物があるっていうことを確認したときには感動しました!!
平成25年9月27日「かめのまちづくり」より
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今年、「プロジェクトZ 在来作物を楽しむ会」という会に入れていただきました。
今は、家庭菜園でも、また農業でも、苗や種を毎年買うのが当たり前。一代限りですが、品質も、比較的簡単に、同じ味、同じ大きさのものが採れます。
昔は、毎年農作物から種を採ったりしなければならず(自然に生えてくるものもありますが)、面倒だし、形も不揃い、味もまちまち、採れる時期もまばらで、おまけに病気に弱かったそうで。農家さんにとっては、本当に厄介だったろうと思います。でも、それだけに、その土地その土地で、個性的な、面白い野菜が採れていたんだとか。
このように、その土地その土地で生まれた、独特な性質をもつ品種を在来作物と言います。人によっては、味が格段に上!とおっしゃる方もいて・・・「今ではほとんど残っていない貴重品!」だと聞くと、食べてみたいですよね(笑)!!昔、どんなものが食卓に上がっていたのかも興味があるし!!
この貴重な品種を守りながら楽しむという活動、小さなブームとなっています。
今日は、このプロジェクトZの稲垣先生に同行させていたき、焼津の在来作物を調べてきました!
焼津市大富の農家さんのお宅では、里芋を見せていただきました。 ねっとり系のおいしいお芋だとか。
このお芋は、80年前くらいからあったのではないか。親が大切に育ててきたもので、絶やしてはいけないと、一生懸命守っているとのこと。
昔、ご自分が生まれた豊田では、お月見におだんごと、里芋をお供えしてたもの。また、この辺りでは見られなかったが、三右衛門新田では、秋にみんなで芋煮をするのが習慣だったとおっしゃってました。この辺一帯は、広く里芋の産地だったのでは?と想像されます。
里芋は、じめじめした土を好む。田んぼ土で育てると、いいものができるのだそうで、大富では、水をはった田んぼに里芋を植え、その後水を抜くというやり方をしていたところも多かったとか。
私は、里芋の茎を乾燥させた、「ずいき」が大好きなのですが、これは、赤い茎の種で、実がごりごりとしておいしくなく、逆に、この農家さんで育てているような、青い茎の種は、芋がおいしいが、茎をずいきにするとえごいということを、今回初めて聞きました。
このお宅では、分葱も昔からの種を採り続けているのだそうで、幸先のいいスタートになりました。

分葱を自分で育ててごらんと、いただきました。古くからのものだと思うと、感激!
次は、小浜の農家さんに白うりを見せてもらいに行ってきました。
このお宅は、昔はお茶とみかんを主にやっていやのだとか。4月にお茶の収穫が終わってからは(焼津の物は、早くに収穫できたんだそうですよ!!驚き!)茨城、福島、九州にお茶栽培の指導にまわったそうです。あまり知らなかったことですが、焼津のお茶って、質が良かったんでしょうね。他に、畑もあり、戦後まで三島人参のような長~い品種も扱ってたんですって!それも食べてみたかったなあ。
白うりは、まくわ瓜の類で、大きくなると果物のようなよい香りがします。
88歳のこの農家さんのご両親がどこかから種をもらってきたとおっしゃってましたから、すごく古いものだろうと想像できます。この辺りで作られる、ラグビー型のものではなく、丸い形。

比べてみると、一目瞭然でしょ?先生が、この辺りじゃ、こんな丸い形見たことない!!と嬉しそうにおっしゃってました。
我が家に行商に来てくれていたので、わたしにとっては懐かしの味!「あんたのおばあちゃんは、必ずこの丸い形のものを指定してきたんだよ」と笑ってました。
柔らかく、歯ごたえがいいこの白うり。近所の農家さんも種を欲しがるほどだったとか。肥料がきれると、苦みが出るんだとおっしゃってましたが、この苦みもまたおいしいんだ!!!ぬか漬け、うりもみが最高!!
最後は、大井川の農家さんへ生姜を見に行きました!
いつから植えられていたか分からないが、70年くらい昔のもではないかとのこと。砂地のような土質。「葉の先が枯れてしまって…」とおっしゃっていたが、砂地が水を保てないからかしら。今年は雨が少なかったから…
種(可食部のこと)を保存しておいて、次の年にまた植えるのだとか。近所の人が、おいしいのでこの種を分けてほしいともらいにくるんだとおっしゃってました。
帰りにたくさんお土産でいただいて、感激!!少し離れたところからでも、よい香りがふんわりと漂います。

あまりにたくさんだったので、先生は知り合いのレストランへおすそ分けしてきたんだそうで。「ジンジャーエールにしてみます!」とおっしゃっていたとか。自家製のジンジャーエール…飲んでみたい!!私の食卓にも、味噌といっしょに並びました。こぶりの葉生姜。香りがすごくよく、がつんと辛かった!明日は、生姜ごはんになる予定です!!
先に書いたように、今は在来作物をみかけることはほとんどありません。だから、「焼津みたいな、海に近いところに、こんなに古い種が残っているとは思わなかった!」と先生も喜んでらっしゃいました。
在来作物。
途絶えてほしくないとは思うのですが、これで有名になって、増産するために肥料をやりすぎたりすると、味が全く変わってしまっておいしくないんだそうです。だから、広めるのも難しい。
でもね、知っている人だけが、その土地で味わえるなんて、すごく素敵じゃなんですか!そういう意味では、地元の大きな武器になると思うんですよ!!
ですから、これらが買える場所は、お教えできませんが、いずれ、つる屋のイベントで使えればいいなあとひそかにたくらむ私でした。
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というわけで、在来作物を勝手にPRします!!
第1弾 大井川生姜のお菓子教室もまだまだ募集中!
http://re2014913.eshizuoka.jp/d2014-10-13.html
第2弾 三右衛門芋 「芋祭り」について勉強しよう!
http://re2014913.eshizuoka.jp/d2014-10-20.html
いよいよラスト!田中先生の正しい和食教室!
「焼津の在来作物教室」と「地ねぎづくしを食べよう!」開催しました!
三右衛門芋のお菓子教室でした!
志太糯のおこわ教室、開催しました!!
焼津のお宝再発見!在来作物 昔ながらの農産物で正しい和食教室!
芋祭りについて勉強してきました!
「焼津の在来作物教室」と「地ねぎづくしを食べよう!」開催しました!
三右衛門芋のお菓子教室でした!
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